不動産屋さんの経費削減策とは！？誰でもできる方法教えます！
不動産広告ってどういったものがあるのでしょうか。
よく耳にするものから、あまり聞かないものまで、簡単にまとめてみました。
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上記内容が不動産広告のメインになります。
もちろん全て経験していますが、私個人の感想を中心にまとめてみました。
SUUMO（スーモ）
まずはこのＳＵＵＭＯ（スーモ）、聞いたことのない方はいないのではないでしょうか？というくらい認知度は高いですよね。
中には『不動産会社』だと思われている方もおられるようですが、実は違って、リクルートというとてつもなく大きな会社が運営している不動産サイトなんです。
こちらのリクルートは50年以上の歴史があり、年間売上1兆円を超える超巨大企業ですので、このノウハウを使ってスーモは運営されており、月間ＰＶが1億を超えるなど、ポータルサイト認知度ダントツＮＯ．1で、他不動産ポータルサイトの追従を許さない凄まじい影響力を持っています。もちろん掲載費用もダントツに高いです(笑)。
この費用は一般の方が聞くとビックリするような料金設定で、物件を1件でも掲載すると毎月数万円の費用が必要になります。不動産業者からすると、この費用分の問い合わせがあれば良いのですが、そうとも限らず、無いときはひたすら大きなお金が毎月無くなっていくだけになってしまいます。
それでも、不動産ポータルサイトとしては認知度ＮＯ．１ですので、ここぞ！というときに使いたい。それが私たち不動産業者から見たスーモになります。
HOME’S（ホームズ）
『総掲載物件数ＮＯ．１』を謳っているのがこのHOME’S（ホームズ）で、ちょくちょく連絡いただくサイトです。
なんとこのホームズ、掲載物件数が409万件でスーモの224万件の約2倍もあるんです。
『じゃあ、ＮＯ．１はホームズじゃないのか！？』といわれそうですが・・・売上がスーモの4分の1以下なんです。
この掲載物件数の数には理由がありまして、掲載物件数で料金を取る従来の方法から、お客さまから問い合わせのあった数だけ料金が発生する方法を料金体系に変更したのがホームズなんです。
私たち不動産業者からすると毎月、最低の固定費だけでリスクを少なく物件を掲載することができるわけです。これでホームズは圧倒的な物件掲載数を獲得することができるようになりました。リクルートと同じ土俵で戦わないという営業スタイルなわけですね。
at home（アットホーム）
ＣＭでもあるように加盟店が50,000店以上と非常に多いのがat home(アットホーム)になります。そのため、地域の街の不動産屋さんが掲載している物件を探すことができ、大手検索サイトにない物件と出会えるかもしれません。ただ、掲載物件数はスーモやホームズなどと比べると劣っていますので、これらと併せて使うと良いと思います。
情報量では劣るアットホームですが、ファクトシート・リスティング・サービスと言われるものがあり、3日に一度程度、不動産業者へ売買・賃貸物件資料を手元に届けてくれるサービスがあり、現場で不動産屋さんの声を一番身近に聞いているポータルサイトがこのアットホームになると思います。
ちなみに、契約時以外で事務所に顔を出してくれるのはこのアットホームだけです(笑)。
ヤフー不動産
言わずと知れたYAHOO!の不動産サイトになります。私がこのＹＡＨＯＯ!不動産という名を聞いたのが4～5年前くらいでしょうか。正直、反響をいただいた記憶が無いのですが・・・
ですが最近少しずつ聞かれるようになってきましたね。理由は掲載物件数に関係なく毎月定額で、1店舗あたりの料金制で、中古物件掲載は1店舗につき数万円/月・新築物件掲載は1店舗につき数万円/月と完全定額サービスになっています。
つまり、これらの掲載物件にいくら問い合わせがあってもこの定額料金以外発生しないということになります。私たち不動産業者からすると、コスト的に非常に嬉しいサイトですので、認知度が上がれば掲載物件数もドンドン増えていくでしょう。
自社ホームページ
私の場合、この中井不動産のサイトが自社ホームページになります。
上記のようにいくつかの不動産ポータルサイト（不動産情報サイト）をあげましたが、これらは毎月数万円から数十万円という料金を払い、お客さまから問い合わせをいただきます。掲載物件に対し反響を取り、売り上げに繋げるというところでいえば、非常に有効だと思います。
しかし、ご存知の通り、売れたら次、売れたら次を繰り返すだけで、資産としては何も残っていないと感じてます。不動産ポータルサイトとは一時的に集客するためのツール、お金を支払って顧客データを購入するというような感じでしょうか。
自社ホームページはここだから書けること、伝えられることがたくさんあります。そして何より、工夫と努力で育っていってくれるんです。
だからと言って、普通に自社ホームページを作っても検索されずに、誰にも見てもらえなければ何の意味も価値もないわけで・・・
努力したからといって上位に表示される保証も全くない、というか、いくら努力をしてもスーモやホームズよりも上位に行くことはできておりません(笑)。
ですので日頃は自社ホームページを良いものに育てていき、『ここぞ！』というところで不動産ポータルサイトに物件を掲載する。使い分けることがベストではないでしょうか。
チラシ
こんなやつです↓↓
中井不動産チラシ
チラシと一言で言っても、いろいろありますよね。このチラシのようにＡ６サイズで小さいものから、Ｂ４などの大きなもの。単色刷りから2色、フルカラーなど。これらチラシの費用は
・チラシのデザイン制作
・印刷枚数（片面か両面か）
・配布手段（新聞かポスティング専門業者に依頼かなど）
これらの費用が必要です。デザインなどは自分で作れば無料ですよね。
自作でコストを抑えたとしても、数万枚単位でチラシは作成しますから、想像以上に費用がかさんだりするんです。例えば、週末5万枚を配布してもらうとすると、紙代（1円）・印刷代（1円）・配布代（4円）とした場合、30万円必要になります。※あくまでザックリです。
チラシでの集客というのは非常にデータが取りにくく、何万枚撒いたからといって反響が必ずあるとは限りません。新着初公開物件で価格も安めの設定であればほんの少しのチラシでもたくさんの問い合わせがあったりします。10万枚程度チラシ配布をお願いすると中古車が買えるくらいの費用がかかりますので。
毎週末中古車を買うほど費用がかけられるのは、囲い込み業者か新築販売くらいではないでしょうか。やはり、不動産仲介業でしたら、地道に近隣からチラシ配布することがベストだと思います。
オープンハウス
これはよく見かける光景だと思います。
週末のマンションのエントランスや道路沿いに『ＯＰＥＮＨＯＵＳＥ開催中』みたいなやつです。記載の住所地、号室まで行けば、すぐに内覧できる集客方法です。
『百聞は一見に如かず』とあるように、内覧できれば、より具体的にイメージすることができます。
ただ、営業マンからすると夏は灼熱、冬は凍えながら来るか来ないかわからないお客さまを待つことになります。
前日の夜にチラシを必死に撒いて、朝一番でオープンハウスの準備をして、日中はひたすら待機。現地で寝ぼけているように映るかもしれませんが、結構大変なんですよ(笑)。
ステ看板
電柱に貼ってあるあれです。
一昔前は週末になるとそこら中で『現地見学会』の看板や前後左右の矢印など見かけませんでしたか？最近はほとんど見ないと思います。
これはもう違法で、現行犯で逮捕される可能性がありますので止めておきましょう。
店頭POP
1階店舗の不動産屋さんに行くと必ず接道側のガラス面にものすごい数の不動産情報がぶらさがっていると思います。この貼り付けてある物件資料のことですね。
人通りの多いところに張り出して見ていただくのが目的です。もちろん、興味がある物件であればそのままお店に入り、詳細を聞いたり内覧したりと費用をそれ程かけずに集客できるツールです。
ただ、マメに交換しないと、資料自体が日焼けして印象が良くないので、大量に張り付けると管理が大変かもしれません。
紹介
紹介と聞くと、購入された方もしくは売却された方の知り合いという印象があると思いますが、取引が無くても紹介いただくときがあります。もちろん、お取引いただいたお客さまの紹介のほうが多いのですが。
私を知っていただいているお客さまの紹介ですから、初対面時でももう何度もお会いしているような感じで、ザックバランにお話しすることができます。私たち営業マンが一番理想形とする営業がこの紹介にになるわけですが、その分プレッシャーも大きくなるわけですね。トンチンカンな物件を紹介できませんので(笑)。
それでも紹介したお客さまもされたお客さまも共に喜んでいただければ、これ以上営業として嬉しいことはないですよね。ありがたいお話です。
まとめ
不動産の広告・集客について少し書いてみました。
具体的な金額の詳細などはここでは書くことができませんが、お客さまにとってはネットやチラシの情報はもちろん、全て無料で手に入ります。
ただ、その裏側ではどのようなお金が動いているのか、私たちのような不動産業者がどのように考えているのかを書いてみました。
※私個人の感想がほとんどです
4,000文字くらいでしょうか。長々と書いてきましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
私たちはこのような地道な努力で広告費を削り、お客さまの少しでも利益になるように日々仕事をしております。
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